Q1. 里帰り(帰省)分娩のメリットは何ですか?
- パートナー以外のサポートや人手が得やすい
- 妊娠・分娩に関する妊婦の不安や恐怖が解消できる
Q2. 里帰り(帰省)分娩のデメリットは何ですか?
- 実家依存傾向が強まる
- 夫婦愛の確立がされにくくなる可能性がある
(父親の自覚は、新生児とのふれあいをきっかけになるため) - 里帰り(帰省)前に妊婦健診で通っている産婦人科クリニック(分娩を行なっていない医療施設)の場合、夜間・休日などの緊急対応を受けてくれない
【セミ里】システム
このデメリットを解消する手段があります。
それは【セミ里】システムです。
お近くのクリニックで妊婦健診を受けながら、夜間などのクリニックの診療時間外に何らかの症状が発生した場合は周産期センターを受診でき、分娩は帰省先で行えます。
豊洲レディースクリニックでも、昭和大学江東豊洲病院と連携して、セミ里システムをお勧めする予定です!
Q3. 海外にも里帰り(帰省)分娩はあるのですか?
基本はありません。
日本をはじめ、一部の国には見られるものの、海外では一般的に夫(パートナー)のいない場所での分娩は想像ができないようです。
Q4. 里帰り分娩のためにいつから帰省すべきですか?
ローリスク妊婦さんの場合は33~34週以降から里帰り(帰省)先の分娩施設で妊婦健診を受けることをお勧めします。
ただ、ハイリスク妊婦さんの場合は、現在かかりつけの産婦人科の先生とご相談して里帰り(帰省)するかどうかを決められると良いかと思います。
参考
- 野村雪光ら. 里帰り分娩における親子関係. 周産期医学, 1983
- 加藤忠明ら. 里帰り分娩の実態調査. 小児保健研究, 1986