新型コロナワクチン接種編
Q1.妊婦さんが新型コロナワクチンを受ける場合、適切な接種時期はありますか?
A1.妊娠前でも妊娠中でも授乳中でも新型コロナワクチンは接種できます。
承認されている新型コロナワクチンが妊娠,胎児,母乳などに悪影響を及ぼすという報告はありません(参考URL①)
また、分娩施設によってコロナワクチンの接種についてルールを決めている場合もありますので、かかりつけの産婦人科医に確認してみましょう。
Q2.妊婦は新型コロナワクチンを接種しなくても問題はありませんか?
A2.ワクチン接種は積極的に行いましょう!
ワクチン接種歴が明らかな感染妊婦 661名のうち、86%がワクチン未接種でした。
中等 症II・重症 81人の100%、中等症Ⅰの95%が未接種であったことから、ワクチン接種が重症化を抑制した可能性があります(参考URL②)。
予防編
Q3. 通勤中に新型コロナウイルスに感染するのではないかと不安です。
妊娠中の勤務や就業の変更などをするにはどうすればいいでしょうか?
A3.妊娠中の女性労働者が、その作業等における新型コロナウイルス感染症への感染のおそれに関する心理的なストレスが母体又は胎児の健康保持に影響があるとして、妊婦健診などでかかりつけの医療機関の担当医や助産師から指導を受けて、その指導内容を事業主に申し出た場合、事業主は必要な措置を講じる必要があります。
かかりつけ産婦人科に「コロナ感染の不安から、母性健康管理指導事項連絡カードに記載してほしい」と妊婦さんから言っていただければ、その書類を作成しますので、申し出てください。
なお、対象期間は令和5年(2023年)3月31日までです(参考URL③)。
参考URL[2022/08/28閲覧]
- ① 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)対策~妊婦の方々へ~
- ② 日本におけるCOVID-19妊婦の現状 ~妊婦レジストリの解析結果《2022年5月5日迄の登録症例》
- ③ 働く妊婦・事業主の皆さまへ 新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置について
作成日:2022/08/28