非確定検査の1つである初期胎児精密超音波検査について説明します。
NT(首の後ろのむくみ)は妊娠初期の全ての赤ちゃんに認められますが、一定の厚みがあると染色体数的疾患を中心とした先天性疾患の確率が少し高まります。
NT以外の超音波測定項目を加えていくことにより精度は上昇します。
そして妊娠週数、妊婦さんの体重、既往歴、家族歴などの情報を加味して、検査を受けた妊婦さん個人の21/18/13トリソミーの確率が出されます。
結果について
確率を出す計算ソフトがあれば、その場で結果を報告することもできます。
どのような結果が出たらどうするかをあらかじめ考えておくと良いでしょう。
ただ、NT測定には認定資格を取得した医療者でなければ精度を保つことができません。
そして超音波検査を実施する医療者の技術により確認できる超音波項目が異なります。
胎児染色体数的疾患(21/18/13トリソミー)の確率計算
超音波検査(NT、頭臀長、大横径、鼻骨、胎児心拍数、三尖弁逆流、静脈管、など)
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母体年数、妊娠週数、母体体重、胎児数、家族歴など...
作成日:2022/10/01